幼稚園入園前に悩むことは?お母さんたちからの相談件数ベスト10!10位~6位。
初めての集団生活はみんな不安
「入園まであと何ヶ月・・・?」
初めての集団生活に向けて親子で不安を持たれている方も多いと思います。
入園前にご相談に来られるお母さんもいらっしゃいますが、実は相談の内容はここ数年間大体同じです。
その子ならではの悩みが中心
10位から6位はどちらかと言うと少数派のお悩みです。
ですが毎年おひとりはいらっしゃいます。
10位は「役員は大変ですか?」というようなお母さん側の心配です。
PTA活動については、あらかじめ先輩ママからリサーチされている方も多いのですが「付き合い方が心配」などママ友に関するお悩みも・・・。
PTA活動に対してとても情熱を持ってくださり「この方が効率が良いから変えていこう」と改革をしてくださる方はとても熱心で頭が下がる思いです。
でも疲れてしまうことも多々あるようです。
おひとりで頑張り過ぎず、みんなでゆるく変えていこう位の心意気が丁度良いようです。
また、ママ友は仲が良い時は有難い存在ですが、子どもが絡むとちょっと厄介になりがちです。
「○○君はしょっちゅう先生に怒られている」と我が子から聞き、その子に対して「ダメな子イメージ」を持ってしまう事があります。
そこから保護者同士のマウント合戦に発展したり、挙句には陰口が回るなどの被害も・・・我が子が絡むと関係は難しいようです。
上手なお付き合いをされている方は「親しき中にも礼儀あり」の姿勢の様です。
確かに必要な事かもしれませんね。
9位は「先生の言う事聞かないかもしれません」これは「聞かなかったらどうしよう」の意味合いです。
ご家庭で「お母さんのお小言なんてへっちゃら」くらいのしょっちゅう怒られている、いわゆる「やんちゃ坊主」です。
もちろん最初の1~2ヶ月は大変かもしれませんが先生たちはプロです。
そのような子もお手の物。
実はそんなやんちゃ坊主たちには共通のやり方があるのです・・・。
8位は「幼稚園に行かないって今から言っているんです・・・」言ってるお母さんが泣きそうです。
それは今までいつでもお母さんが見える所にいたのに、知らない世界にひとりで飛び込まないといけないのです。
泣き言くらい言わせてあげてください。
「お友だちも先生もいるから大丈夫よ」なんて安心できる言葉と少しでも楽しみになれるような前向き言葉を掛けてあげるだけで十分です。
「○○できなきゃ幼稚園に行けないね」なんて言わないであげてくださいね。
7位は「お友だちが出来るか心配」です。
本当はお友だちが出来ることより「お友だちと楽しく関われているか」が大事な視点なのです。
常に同じ子といる子どももいますが「この遊びは○○ちゃん」「今日は○○君と遊ぶ」など遊びによって関係が変化していることもあります。
「仲良しの特定の子」がいなくても、お友だちと上手に遊べているならば心配はいらないのです。
また、入園してもひとりで遊んでいると「先生!うちの子友だちいないみたい」なんて心配する方もいます。
ひとり遊びが充実している子もいるのです。
お友だちといることが苦痛だったり、極端に遊びが続かないことが無ければ心配はありません。
6位は「言葉が出ない」です。
言葉は乳幼児期には個人差が大きく、他の子と比べやすい所から心配の材料になりがちです。
相談を受けてその子の様子を見ると大抵は発達において許容範囲です。
「集団の中で困ることなく過ごせる」「言葉の獲得と使用に関して心配な所は無い」と判断できる場合が殆どです。
集団では耳にする言語が多く、言葉を使おうとする意欲が出るため言葉は格段に増えていきます。
「絵本や語り掛けを多くする」「ゆっくりはっきり話す」だけで家庭でも言葉を豊かにすることが出来ます。
環境に左右されやすい分、遅れていると感じたら、努力で取り戻せるのです。
ごく稀に耳の聞こえや口腔機能に不安がある場合は早めの受診を勧めています。
子どもが幾つになっても心配は尽きません。
でも心配しすぎると「子どもの頑張っている姿」が見えてこなくなってしまいます。
心配事はなるべく減らして子育てを楽しめると良いですね・・・。
読んでいただきありがとうございました。