出来ることに目を向けて楽しく子育て。「出来ることを増やす」考えをやめると楽になります。
なぜ怒ってしまうの?
「穏やかで優しいお母さん」
私も理想がありましたが現実は慌ただしい日々に子どもたちとゆっくり向き合う時間なんて皆無でした。
「ちゃんとさせなきゃ!」と思うあまり厳しく叱ってしまう事もあり自己嫌悪に陥ることもしばしばありました。
誰だって子育ては楽しくしたいと思っています。
怒る要因は人によって違うので、まずはそれを知ることから始めるといいと思います。
「いつも怒ってしまう」「ついつい口やかましく言ってしまう」
そんな悩みがあるお母さんは「心配性ママ」です。
「出来なかったら困るんじゃないか」と過剰に心配しすぎて口うるさくなってしまうのです。
「心配性ママ」はお母さんなら当たり前の姿ですが過剰になりすぎてはいけません。
他にも「このくらいできた方が困らない」と先回りしすぎる「管理ママ」は、次から次へと新たな心配が出てきます。
そして最後に「余裕無しママ」は自己管理が苦手だったり時間の管理も苦手なため、余裕が持てないのです。
出来ることに目を向ける
人は出来ていることより出来無い事に目を向けがちです。
この「出来ないこと」探しをすると自分も子どもも追い詰められてしまいます。
それは「出来ない」というマイナスの言葉でネガティブになるのは、言われている側だけではないからです。
ネガティブの作用はそれを浴びる子どもだけではなく、言っているママのメンタルにも影響をします。
出来ないことを見つけるよりも出来たことに目を向ける癖をつけると子育てが楽しくなります。
「管理ママ」にも言えることですが「この子なら大丈夫」と我が子を信じることも重要です。
「あなたならきっと大丈夫」「あなたのこと信じているよ」と言ってあげることで子どもの姿も大きく変わっていきます。
「出来ることを増やしてあげたい」この考え方を変えてみる
「幼稚園に行ったらボタンが出来ないと困る」「数字くらいは読めた方が良いかも」
我が子のために「出来ることを増やしてあげたい」と思いますね。
ですが習得させることは本人が望まない限りは押しつけになってしまう可能性があります。
子どもは自分が必要だと思ったり「やりたい」と思った事には驚くほどの頑張りを見せてくれます。
まずは「やってみたくなる」仕掛けが必要なのです。
「○○ちゃんは逆上がりが出来るって!あなたもできるはず!教えてあげるからやってみよう」
こんな風に子どもが言い出す前に誘ったことはありませんか。
「なかなか子どもからやってみたいと言ってくれない」とやきもきするお母さんもいます。
そんな時は子どもにはっぱをかけるのではなく「どうしたらやってみたいと言いたくなるか」を考えてみてください。
「凄い」って言われたい、ご褒美が欲しい、などプラスの強化でやる気が引き出される子もいます。
前回りや足掛け回りを飛ばして逆上がりは出来ないように、出来るまでの準備段階を踏んでいない場合もあります。
自分の出来ることとかけ離れている場合もやる気を失わせます。
「あとちょっと頑張れば出来る」と思わせるところまで手伝ってあげることもやる気を出させる工夫のひとつです。
「出来る」「出来ない」で判断しない
「結果より過程が大切」とよく言われていますが「結果主義」ではなく「その結果を得るためにどんな努力と質の良い学びを得たか」と言うことです。
つまりたとえできなくても「やってみたいと思えた事」が子どもの育ちに必要な気持ちです。
少なくとも「自分なら頑張れば出来るかもしれない」と思うことが「自己信頼感」です。
たとえ失敗しても「どうやって頑張ったか」「どんな工夫をしたか」は探求心の土台となります。
これは次に同じような経験をした時に「前回はこうやって失敗したから、今回はここに気を付けよう」と考える材料となります。
このように思考力の引き出しが多さがこれからの社会に必要な能力と言われています。
つまり失敗してもいいからより多くの経験を子どもにさせることが親の役目と言えるのだと思います。
読んでいただきありがとうございました。