規則正しい生活が出来ない子に後々起こる問題とは。3歳までに整えたい生活習慣。
規則正しい生活は何故必要?
『規則正しい生活をしよう!」わかっているけど「パパが帰ってくると起きちゃって…」
入園前に生活の指導なんかしているとよく聞くお悩みです。
結局寝る時間が遅くなり、朝も遅くなってしまいますね。
規則正しい生活習慣は幼児期から身に付けることが望ましいと推奨されていますが何故なのでしょう。
我慢が出来るようになる
お風呂に入る時間や夕食の時間、寝る時間が決まっているご家庭は多いと思います。
実はこれが出来ていないために就学児健診で要注意になってしまう事もあるのです。
一見関係ないように思えますが、規則正しい生活が身についいている子は、知らず知らずのうちに「我慢が出来る」ようになります。
規則正しい生活をするということは、自分のやりたいことを我慢して時間を守って行動します。
家の中とは言え小さな集団であり、社会生活への第一歩となりますので、秩序やルールは少なからず必要です。
子どもは家庭の中で学び「決まりだから守ろう」という規範意識が芽生えます。
我慢をしないで育つと「迷惑が掛かるから我慢しよう」という道徳心の根本が出来ません。
そのため迷惑行為と言われることや、反社会的行動(社会的に好まれない行動)に罪悪感を持てなくなります。
小さいうちは「まだ小さいから仕方ない」と思っていても小学生になったら学級崩壊のきっかけになる子どもになりかねません。
「遊びたいけれど授業中だから我慢しよう」
「他人を叩いたらいけないから我慢しよう」
規則正しい生活が営めない子にはこんな当たり前のことが出来ないのです。
頭も身体も強くなる
夜中に熟睡するには夜は遅くとも21時には眠っている必要があります。
必然的に朝は6時頃にはすっきりと目覚められ、7時にはお腹が空くので朝御飯もしっかり食べられます。
朝御飯を食べると脳に糖分が行き渡り、頭が働くので午前の授業もしっかり頭に入ります。
朝食を摂らない子は頭が働かず、せっかくの授業も無駄になってしまいます。
実際の学力調査でもこの差は明らかにだと言われています。
脳だけでなく、身体には十分なエネルギーが補給されたため活発に活動できます。
朝食を摂ると代謝が高まり体温が上昇します。
体温が高い子は低い子に比べ風邪などのウイルスに強いとされています。
「身長を伸ばす成長ホルモンは夜間熟睡している時に多く分泌される」
これはよく聞く話ですね。
遺伝などの要素も少なからず関係ありますが、夜遅くまで起きている子どもは平均的な身長を下回っている子どもが多いことも事実です。
ご両親共に小柄ではないはずなのに子どもは小柄、なんて子も実際は沢山います。
正しい生活習慣を身に付けるためには
3歳前後にはイヤイヤ期があり、なかなか思うとおりにはいきません。
そのため3歳までに生活習慣を整えてしまう事が、後々の親子関係にも影響します。
もちろん3歳すぎても遅くはありません。
ですが「早寝早起き朝御飯」が母子の負担にならないということが大切です。
「できたらシールを貼る」など子どもと楽しく取り組めるといいですね。
子どもの心の栄養はお母さんの笑顔であることは間違いないのです!
読んでいただきありがとうございました。