秋のケーキ作り~低年齢でもできる制作~
秋の実いろいろ・・・
たくさん秋の実が集まったのでケーキ作りです。
先日園の子どもたちがお家の人とさつま芋の蔓でリースを作る活動をしました。
その時の飾り用で用意しておいた物です。私のクラスの子どもたちも沢山並べられた秋の実に目をキラキラさせていました。
なので「これを使ってケーキを作ってみようか」という提案に「うん!」と大喜びでした。
どんぐり、椿、松ぼっくり、からすうり・・・
リースなどのように形があったり、完成形を期待して作り始めたわけではありませんでした。どちらかというと秋の実のきれいさやかわいらしさに親しみを持ってほしい、関心を寄せてほしいというねらいだったので、どんなものができるのかは予想していませんでした。でも子どもの力は偉大で、思いのほか素敵なものができました。
「ケーキみたいにいろいろのせてみよう」なんて曖昧な(笑)導入でしたが、子どもたちは初めて使うボンドに臆することなく、どんどん積み重ねておりました。もちろんちょっと嫌がる子もいましたが秋の実を箱に入れて秋の実コーナーを作り、そこから自分で選んできた実にボンドだけ付けてあげると嫌がっていた子もペタッ・・・
「もっとくっつける?」と聞くとまた選んできて、の繰り返しでした。
そうして出来上がったケーキに子どもたちもご満悦・・・と言いたいところですが、作る過程の方が子どもたちは楽しいので完成したものはどちらかというと保護者の方に見せるためのものでしかないのですがね・・・。
以前、親子教室をいろんな園さんで展開されている先生に伺ったところ「自然の物を使っている回は保護者受けがいい」とおっしゃっていました。確かに作品としても見た目はいいですね。でもそれ以上の何かがあるのかもしれません。
ご自身が子どもの頃に夢中でどんぐりを集めていた思い出だったり、普段目にしている身近な物が作品になる意外性だったり、理由はいろいろかもしれません。でも、どんぐりや松ぼっくりの秋の実はもちろん、海辺の貝殻など自然の物は童心に帰って子どもと一緒に夢中になれるツールであることは間違いないかなと思います。そしてそんな親子共通の体験こそが沢山必要なのかもしれませんね。
読んでいただきありがとうございました。