仕事に悩んだら、自分なりの保育スタイルを信じよう。職務満足感について。
仕事でどのくらいの満足感を得ていますか?
職務満足感を持つために
職務満足感とは個人の仕事の評価がや仕事の経験から得られる喜ばしい、もしくは肯定的な感情を指します。
その対義語として職務不満足感があります。この職務不満足感が高くなると欠勤や離職にも繋がります。
この保育業界でも若い先生の離職率が上がっていることは他の回でも触れました。
そして学生も幼稚園の教員免許や保育士の資格を取得したにもかかわらず、保育の世界に足を踏み入れることなく一般企業にながれていってしまっています。だからこそ保育の現場を知っている若い先生たちにはできるだけ長く続けてもらいたいと思います。
中でも保育の仕事が魅力的なのかが分からないままやめていってしまう先生は本当にもったいないです。
仕事量は多くても自分の裁量で行える業務に携わっている場合は職務満足感が高く、ストレスも感じにくいと言われています。
保育園と違い、幼稚園の担任の先生はひとり担任が多いと思います。そのクラスの保育は自分の裁量で行える環境です。
クラスのカラーや雰囲気も担任の個性が出ます・・・なんて園もありますね。
でもあまりにもカリキュラムが詰まっていて思った通りの保育ができない・・・園の特色が強すぎて・・・、上司の評価が怖い・・・
そんな園も多いと感じます。実際は思うようにはいかないですよね。
そんな時こそ「保育について考える」チャンスです。
「運動会があるから子どもたちに鼓笛をやらせないと」ではなく「鼓笛に挑戦したいと思える内的環境と外的環境をどう整えるか」を考えてみましょう。
決められたことを強制的にやらせられるのは大人も子どもも面白くないですよね。主体的に取り組むことが満足感を育てるのです。
これは先程の職務満足感と職務不満足感と全く同じなのです。
自由度が低い園でも自分なりのやり方や特色の出し方が必ずあるはずです。
「子どもたちの今の姿と課題、今後の姿」を踏まえて保育を組み立てていくと子どもたちの思いや姿がよくわかります。
自分一人ではなかなか難しいと思ったら、同じ学年の先生たちと共有してみてください。
保育者同士で保育を語れるようになればますますその園での保育が面白くなります。
保育の奥深さと面白さを自分の手ごたえで感じてくださいね。
読んでいただきありがとうございました。