朝の儀式。毎朝泣いてしまう子と泣かない子の違いはどこにある?時期によって違う原因と対処法とは。
不安いっぱいのスタート
今年度は厄災に見舞われ、各地不安の残る中でのスタートとなりました。
子どもたちは得られるはずだった経験を埋める日々となり、通わせる保護者の方の心配は計り知れません。
迎える側も経験したことのないことに戸惑いを感じているのが現状です。
そんな中での新学期のスタートです。
一日も早い安定した生活のために、泣く気持ちを理解して寄り添っていけるといいですね。
我が子は泣くタイプ?
順応性が高い子はもちろん、普段から自分の事は自分でやろうとするタイプの子はほとんど泣きません。
逆に「やってもらうタイプ」の子は集団生活で泣くことが多いです。
「まだ小さいから」とやってあげることで「自分ではできない子」になってしまいます。
その結果「初めての場所」に「安心できる人」がいないと不安になるのです。
普段から何でも自分でやる習慣がある子は、経験値が高いので何でも自分で出来ると信じています。
自分の力を信じている子は、新しい環境でも不安が無いため動じません。
「離れたくない」は不安だから
まだまだ子どもは経験が未熟なため、お母さんから離れることで不安を感じます。
「分離不安」が強く、そのため離れられない子もいます。
「新奇性恐怖」は新しいものに対して不安や恐怖感を持つことです。
その物や人、その場所が自分にとって「安全であるか」がわからないのです。
これは人見知りが始まった赤ちゃんが、初めての場所や見慣れない人に対して泣くのと同じです。
つまり子どもにとっては、慣れない場所にひとりで置いてかれる心境のため泣いて当然です。
入園してすぐでは先生やお友だちはもちろん、その場所に慣れていません。
「自分の物はどこに仕舞えばよいのか」「何をして遊べばよいのか?」すべてがわからないことだらけ・・・これが不安を引き起こします。
これは多くのお子さんに当てはまります。
そして大抵は1~2週間くらいでほとんどの
そのため、幼稚園では片付けがしやすいように表示したり、みんなで幼稚園探検をするなど子どもたちが慣れるように工夫しています。
時間が経ってから泣く子
最初の内は緊張もあり、逆に泣けない子もいます。
「しっかりしなきゃ」「がんばらなきゃ」と環境に慣れることに気をとられて泣くどころではないのです。
周りが見えてくると緊張の糸が切れて泣く子がいます。
入園後1~2週間後に急に「行きたくない」と登園を渋ることがあります。
「何で今頃になって?」と周りの大人は不思議に思うかもしれません。
実はこの症状は大人の五月病と同じです。
五月病は主に適応障害や燃え尽き症候群が原因です。
環境に慣れるまでに時間が掛かる子は適応障害と言うことではありません。
慎重な子や心配性な子ほど、慣れようと頑張ることで心に負荷がかかり、辛くなってしまうのです。
「今まで大丈夫だったのに」と思うかもしれませんが、その子にとっては我慢の限界がきてしまったということなのです。
その子にとって、幼稚園や学校が楽しいと思える場所になるまでは解決はしません。
「仲良しのお友だちが出来るようになる」「好きな遊びが見つかる」までは先生と連携をとりながら見守っていけるといいですね。
その他に家庭で出来ることは「睡眠時間をしっかりとる」こと「自信をつけてあげること」です。
時間は掛かるかもしれませんが、その子の力で乗り越えることでが大切です。
次のステージでも「つまずき」は起こるかもしれませんが、力を付けたことで最小限に抑えられるかもしれません。
泣けることは良い事
毎朝泣いている我が子に疲れ果てるお母さん・・・。
「泣いてばかりで困ります・・・」とおっしゃるお母さんはとても多いです。
でも泣けるということは感情をしっかり表現できているのです。
我慢して泣けない子より心配はありません。
自分の言いたいことや感情を表現できたことを褒めて受け止めてあげてください。
それだけですんなりと落ち着いてしまうこともあります。
何よりもお母さんが「きっとこの子は大丈夫」と我が子を信じて支えてあげることが子どもにとっての一番の栄養剤なのです。
読んでいただきありがとうございました。