トラブルが起きたらどうする?難しい親同士の付き合い。幼稚園側から見える親関係。

親ならではの悩み

日々、大小さまざまな相談を受けますが相談事の内容は千差万別です。
「子どもに関する心配」の相談はもちろんですが、近年増加しているのが「親同士のトラブル」です。
原因は「子育て観の違い」からトラブルになることが最も多く、他には「付き合い方」や「PTA活動での問題」などもあります。
トラブルを解決するにはお互いを理解し、歩み寄ることが必要となります。
ですが当事者となると見えないので問題になるのです。

子育て観の違い

一番多いのは「しつけ」の差によるものです。
例えば「手が出やすい」や「ルールを守れない」ことで周りに迷惑を掛けてしまう子がいます。
子どもにはどの親御さんもある程度の理解を示してくれますが、親の対応には敏感です。
トラブルが起きた時の対応が後の関係性に響いてくるのです。
一回の出来事ならばお互いあまり引きずることはありませんが、度重なると「しつけが出来ていないのでは」と思われます。
「注意の仕方が甘い」「しつけが行き届いていない」などは、他人から見ると歯がゆいものです。
大切な我が子が巻き込まれるので親としては他人のしつけにも口を出したくもなります。
他にも「物(おもちゃ)を大切にしてくれない」や「「風邪ひいているのに遊びに来る」など言いたくても言えないトラブルの種はあるようです。
自分の価値観は周りの人から大きく逸れていないか、視野を広く持ち、他人の意見にも耳を傾けることで自分も人として成長できるかもしれません。

愚痴や不満を押し付ける人

ママ友の愚痴、幼稚園の対応の不満・・・立ち話されている姿は幼稚園側の人間としては。一応気に留めておきます。
何故ならそれが後々大きな問題に発展することがあるからです。
幼稚園では周りの方と円滑に物事を勧められる方とそうでない方の把握はしています。
前者の方が集まっていると大事にはなりませんが後者の方が集まっていると嫌な予感しかしません。
人は愚痴や不満を言う時に言いやすい人を選びます。
同調してくれそうな人といると悪口や不満は増幅するからです。
悪口はその場にいるだけで同調しているとみなされます。
「そう思うよね?」と深い付き合いのないママ友に強く言われたら「そうね・・・」と曖昧な答えをしてしまう方もいると思います。
愚痴を言い合うことでストレス解消に繋がりますが、不満は解決できないと増幅してしまい逆にストレスに繋がります。
その結果関係がこじれ、PTA活動や日々の送り迎えにも支障が出る方もいます。
数人が深刻な表情でヒソヒソ話をしている様子は見ていて気持ちの良いものではありませんね。
スキルが高い方は場の雰囲気が悪くなりそうなら上手にそこから抜け出します。
「ちょっと疲れるな」と感じたらその場から離れることをお勧めします。

PTA活動への負担

PTA活動は出来れば避けたい方もいると思います。
「PTA活動は多いですか?」と質問される見学希望のお母さんも多いです。
あくまで任意の活動なので究極は断ることも可能ですが、出来れば穏便に済ませたいですね。
幼稚園によっては役員の特権もあるかと思いますので割り切って引き受けることも良いかと思います。
役員を引き受けてくださった方や子どもへの特別扱いはできませんが、個人的にはいろいろお話する機会も増えるので特別な存在になっています。
担任の先生や幼稚園ともっと絆を深めたい方にはお勧めします。
ですがそれぞれの方に事情があり、PTA活動が負担になる方もいます。
出来る範囲で無理なく気持ちよくやっていただけることは理想ですが、なかなか難しいようです。
平等の名のもとの押し付け合いになり、PTA活動自体が無くなる団体も増えています。
そうならないように考えないといけない問題です。

子育てを通して親も成長をします。
それは「いろんな考え方や価値観がある」ことを受け入れ、付き合っていくスキルを身に付けることかもしれません。
上手な断り方を身に付けて、受け入れられない時や関わりたくない時には上手くかわしていく、これは子どもにも言えますね。
乱暴な子や苦手な子と自分なりに上手く付き合っていく方法を、親が実践して教えることが出来るのかもしれません。

読んでいただきありがとうございました。

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