幼稚園の選び方。大型園と小規模園。自由保育と設定保育。この違いは子どもにどんな影響がある?

幼稚園選びのスタートです

幼稚園も再開され、幼稚園見学の受け入れも始まった幼稚園もありますね。
それに伴いプレスクールなども始まり、幼稚園選びが今年度も幕を開けました。
私立の幼稚園は各々特徴があり、どの幼稚園を選ぶかによって実は子どもも大きく変わります。
大型園か小規模園、設定保育が多い園、少ない園、メリットとデメリットはどんなところか。
間違えない幼稚園選びとはどこをポイントに見れば良いのでしょうか。

大型園と小規模園

大型園は実際に何人からという基準はありません。
大体同じ学年に4クラス以上あり、クラスの人数は25名前後、園児数は300名以上の園は大型園といった認識で良いかと思います。
メリットは「大勢の方から選ばれているから安心」「お友だちがいっぱいいる」「行事が賑やか」といったところが多いと思います。
デメリットは「行事が混み合う」「先生はクラスの子ども以外を覚えない」などが挙げられます。
小規模園はひと学年ひとクラス、ひとクラスの人数は20名前後、全園児が100名以下の園が該当するかと思います。
メリットは「学年関わらず園児全員がお友だち」「すべての先生がすべての園児を把握している」「きめ細かい保育が出来る」
デメリットは「少人数に慣れると小学校で戸惑う」「保育料が割高になりやすい」などが挙げられます。
デメリットに関してはどの園も対策はあると思いますので、見学の際に質問してみることをお勧めします。

設定保育が多い、少ない

設定保育とは保育者がその日の活動を決めて子どもたちに促す保育です。
設定保育のメリットは「全ての子どもが同じ経験をする」「子ども同士のトラブルが少ない」「担任によって保育の差が出にくい」などです。
設定保育のデメリットは「子どもが主体的に活動できない」事ですが、これはあくまで頻度の問題となります。
保育時間内に英語や体操などで外部の講師が頻繁に来るところや、月に行う制作の数などが決まっている幼稚園は設定保育が多めと言えると思います。
設定保育が中心の幼稚園の子は、小学校の授業スタイルに馴染むのは早いけれど、指示待ちの子になりがちと言われています。
先生のもと、決められてことをしている時間なので子ども同士のトラブルは少ないけれど、子ども同士の関りの中で刺激しあう経験が少なくなりがちです。
反対に設定保育が少なめの、自由保育が中心の幼稚園は「子どもが自ら考えたり経験する」ことをねらいとする「子ども主体の保育」を行っています。
「非認知能力」など子どもの生きる力を伸ばしますが、子どもの成長しを後押しする環境づくりは保育者の力量に掛かってきます。
実際の保育の内容や活動を見せてもらうと良いですね。

子どもにどんな影響が出る?

例えば「極端に引っ込み思案を治したい」という保護者の希望には「そういう子は少人数のところで友だちとの関わり合いを多くした方が良い」
このように自ずと適した園があるかもしれませんが、それ以外には保護者の納得のいく園が一番となります。
家庭の子育ての方針と大きく差が出なければ良いとも言えます。
我が子にどんな環境でどんな経験をしてほしいのか、そんな願いとマッチする幼稚園と出会えるといいですね。

読んでいただきありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。