お箸が使えるのはいつから?どのくらいから使い始める?お箸トレーニングに必要な事とは。
お箸の開始は何歳ごろ?
「お箸はいつ頃からトレーニングした方がいいのかな・・・?」
人と比べる機会が無いと、なかなか気が付かないものですね。
お友だちが使い始めているのを見て「もうお箸で食べられるようにしなくちゃ!」と慌ててしまう事もあるかと思います。
お箸が使える年齢はまちまちですが、早い子は3歳頃、遅くても年長さん頃には殆どの子が使えるようになっています。
ですが年齢だけでトレーニングを開始すると上手に出来ず、却って長引いてしまう事もあります。
幼稚園の現場で起こっている問題と理想的なお箸トレーニングの進め方を考えたいと思います。
お箸トレーニングのタイミングが悪いと・・・
中には「お箸で食べられるよ~」と自慢げに見せてくれますが、持ち方も掴み方もあっていない状態の子もいます。
正しい持ち方を教えるよりも、意欲の方を優先してしまった時にこのようなことが起きがちです。
こうなってしまうと「正しい持ち方はこうだよ」と教えようとしても、なかなか聞いてくれないことがあります。
子どもなりにプライドはあるのです。
変な癖がついてしまう事はもちろん、食べるペースも遅くなるので食事量も減ってしまいます。
手で掴めたら完成ではなく、本当に正しい持ち方が出来ているかどうかが大切なポイントです。
焦らず、段階を踏んでお箸に取り組むことが遠回りの様で着実な近道なのです。
「お箸使える」サインは・・・。
それを回避するために大切なのは発達のタイミングです。
子どもの「やってみたい」にタイミング良く添うことでスムーズにお箸にへ移行できます。
そのステップを確実に進むことで正しいお箸の持ち方を短期間でマスターすることが出来るのです。
発達にはレディネスがあります。
レディネスとは発達の準備であり、これが十分できるようになってから次のステップに進む力が付いた事を意味します。
お箸が上手に持てるようになったサインは、スプーンが上手に使えるようになったかどうかです。
クレヨン持ちのように、下からスプーンが持てるようになれば、お箸の持ち方もスムーズに出来るようになります。
上手持ちをしているようだと、お箸には移行できないのです。
しつけ箸は使うべき?
「しつけ箸は使う方が良い?」
しつけ箸についても心配や選び方などいろいろあるようです。
「次のステップに進むタイミングが難しい」「普通のお箸が使えなくなってしまうのでは」と思う方も多いようです。
しつけ箸を使うとストレスなくスムーズにお箸が使えるようになるメリットもあります。
使いやすく慣れたものから、慣れない使いにくいものに移行するのは確かにストレスです。
自己肯定感がある子は、次のステップに上がることが嬉しいと感じる傾向が強いので、ステップアップには喜びを感じます。
嫌がる様ならエジソンのお箸→パンツ箸のように段差を少なくすることも必要です。
もちろん発達の順序を追っていれば、しつけ箸を使わなくてもすんなり出来てしまう子もいます。
上手に取り入れていきたいですね。
読んでいただきありがとうございました。