いたずらは思いきりやらせる?止める?子どもの探求心を非認知能力に繋げる子育てとは?

いたずらは探求心と好奇心

目を離すとティッシュペーパーを全部出してしまったり、引き出しやカバンの中身を出したり、口に入れたり・・・小さな子は目を離せませんね。
でもコップの水をこぼしたり、物を落としたりは「どうなるんだろう」といった子どもの探求心の芽でもあります。
危険が無ければ思い切りやらせてあげたいけれど、片付けが大変だし、しつけはしなくていいの・・・?
止めさせるべきか悩むところですね。
「どこまで許してどこまでやらせるか」
子育ての方針は人それぞれなので、実際ママ友の間でも問題になることもあります。
お家に遊びに来たお友だちの子が自由に引き出しを開けたり、お水で遊び始めたら注意してよいのか戸惑いますね。
角が立つので出来れば親御さんに「止めてほしい」と思うところですが「家では自由にさせているから」と言われると、お家に招くのも躊躇してしまいます。
そんな時、子どもの心情を理解することでやらせてあげられる事が増えていくかもしれません。

必要ないたずらと注意すべきこと

ティッシュペーパーを箱から抜き出すことは腕の運動にもなりますし、ティッシュペーパーをつまむことで指先の訓練にもなっています。
何よりも知的好奇心を満たすことで脳の発達も活発になります。
ですが遊びに使われると困りものなので、箱にタオルなどを数枚入れておくなど代用品を作ります。
代用品を置くことで子どもの探求心や運動を妨げずに済みます。
いたずらされて困るものは目に付かない所にしまっておいたり「こっちでやってみよう」と代用品を渡して遊びを促します。
子どもによって遊びの好みも様々です。
水遊びが好きならベランダやお風呂場にコーナーを作ったり、思う存分楽しめる場所を用意します。
物を投げることを楽しんだり、ぶつけて腕の振動を楽しむこともあります。
硬くて重い、または壊れ物など危険なものは置かないに越したことはありません。
もし壊してしまったら大人が大げさに「びっくりした顔をする」「残念な顔をする」ことで善悪の基準が生まれます。
自由と放置は違いますので、自由を盾に子どもの行動に全く制限を掛けないと、子どもは善悪の区別がつかないまま成長します。
集団に入る年齢で善悪の区別がつかない、自分を正当化しようとする子は、友だちとの間でトラブルを起こしやすくなります。
「怒る」のではなく「他人が困る」ことが伝わると、社会性の育ちにも繋がります。

遊びは成長していく

物を投げるのは腕と全身の運動です。
特に掴んだものをタイミング良く離すというのは大人が思うより高度な事なのです。
投げるのを止めさせたいのであれば「的を作る」「投げっこする」など遊びが成長するように促します。
子どもは「出来るようになると嬉しい」それを「見てほしい」「褒めてほしい」のです。
遊びもいたずらも発達があります。
次の段階にステップアップすることもできるのです。
子どもの成長を認めてあげることで次のステップに挑戦したい意欲が湧くのです。

充分に遊びこむと・・・

子どもの探求心は尽きることはありません。
思う存分やらせてあげることで達成感を感じ、満足して次のステップに進みます。
これは「成功体験」と言われるもので、たくさん経験することで自尊心が高まります。
自尊心は「自分を大切に出来る根拠」となります。
自尊心が高い子どもは自分を信じる事、大切にする事が出来るので辛いことがあっても「自分は頑張ることが出来る」と思い、乗り越えることが出来ます。
ただの遊び、単なるいたずらも実は子どもの発達には必要不可欠なのです。
困ることや危険なこと以外は出来るだけ体験させてあげることが子どもの能力を伸ばすカギとなります。

読んでいただきありがとうございました。

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