子ども時間のススメ。自分から進んで行動できる「子ども主体」に変えてみよう。

いつになったら小言は終わる?

「早くおもちゃを片付けなさい」「早く支度しなさい」「宿題しなさい」朝から晩まで止まらない小言・・・。
言い続けても大抵は「暖簾に腕押し」状態ですね。
まさに経験者です・・・。
「わかってるよ!」「後でやる」そして「終わらない」「ひとりじゃできない」の結末。
結局は「だから言ったのに!」の決まり文句で子どもも親もグッタリ・・・。
いつになったら言わなくて済むのか・・・?
実はなかなかの長期戦です。
いつまでたっても子どもは自己管理が出来ず、親は小言を言い続ける。
子どもはどんどん自信を無くし、自尊感情も持てず・・・負のループです。

一方的な会話はスルーされがち

何故日常の小言は子どもの心に響かないのか?
それは慣れから来ているからです。
あまり真剣に観ていないけれどBGM代わりに何となくテレビがつけっぱなし・・・。
日常の小言はまさにBGM状態なのです。
何故なら「~しなさい」の命令形は返答が必要ない場合が多いので、聞き流してやり過ごすことがほとんどです。
言われた方にしたら「また始まった」くらいのレベルです。
一旦は「は~い」と渋々行動して収まりますが、次の日も同じことが繰り返されるのです。

理由を添えてみる

「おもちゃが出ていると掃除機がおもちゃを吸い込んで壊れてしまうから片付けてほしい」
実際に困っている理由を話すとすんなり動いてくれたりします。
私も2歳児クラスではダイレクトに言わないようにしています。
例えばお昼ご飯の前のお片付けでは「ご飯にしたいけれどおもちゃどうする?」と子どもたちに投げかけます。
すると子どもたちから「ご飯食べるのに邪魔だから片付けようか」と出てきます。
「やらされている」のではなく「自分の都合でやる」という誘導をすることでスムーズに事が運びます。
これが「子ども主体」であり「子どもの主体性」を伸ばします。

自分のタイミングが大切

少し大きな子は自分のタイミングで動きたい場合もありますね。
先にも書きましたが「~しなさい」は命令形ですので相手の事情や感情は一切考慮していません。
「今やろうと思っていたのに、言われると嫌になっちゃう」
こんな子も多いですね。
自分が主体ではなく、受け身なのでやる気がそがれている状態です。
その場合は「リミット」を決めることが効果的です。
「いつまでにこれをやらないといけない」から「いつからやり始めれば終わる」と計画を立てることで見通しが持てます。
自分で計画を立て始めたら、なるべく口を出さずに見守ります「信じる」ことが親の仕事です。
「自分は信用してもらっている」と思えることは自信となります。
子どもが自発的に行動した時は、万が一計画通りにできなくても「やっぱりね」や「思った通り」などの言い方は避けます。
「どこに問題があったのかな」と考えさせることで次に繋がります。
「自分でできた」は自己有能感になりますし、計画を立てる癖は比較的習慣化しやすいものです。
また広く応用できますので、おススメです。

読んでいただきありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。