子育てと仕事、どうやってバランスをとる?子育て期に大切にしたい事とは・・・?
仕事も子育ても大切な時期・・・。
出産前から続けてお仕事をしている人、パートタイムでお仕事している人、女性の就業率は上がる一方ですね。
幼稚園でも子どもが入園して時間が出来たので、お仕事を始める方は少なくありません。
好きな仕事をずっと続けている人、時間が空いたから始める人、家計の足しにしたい人、理由は人それぞれです。
ですが任されている以上、仕事の手は抜きたくない・・・けど子どもはまだまだ手がかかる・・・だから頑張りすぎていませんか?
もちろん育児だけに没入してしまうより、適度な変化として仕事をすることは良いと思います。
ですがワンオペ育児だと負担は全て女性に掛かってきます。
仕事に育児に家事に・・・世の中の働くお母さんが心配になります。
理想の働き方は・・・?
「子どもの行事は出来る範囲で最優先!」
これは親として、保育の現場で働いている身としての勝手な理想です。
せめて子どもと一緒に参加する行事は仕事を後回しにしても参加してほしい・・・。
日頃仕事が忙しそうなお母さんを知っていても、行事で淋しそうな子どもの顔を見ていると「何とかならないかな」と思ってしまいます。
もちろん全部に出席するのは難しいので選別が必要ですし、当然、職種や家庭状況によって可能不可能はあります。
でも気持ちだけは持ってあげたいものです。
中でも「両立は難しい」そう考える人は子どものために少しの間は仕事をセーブすることが必要かもしれません。
もし本当に「仕事が理由で子どもの行事に出られない」方も参加したい気持ちだけは伝えてあげてください。
「頑張っているところ見たかったんだけど、どうしてもお仕事休めなくて・・・。応援しているから頑張ってね」
こんな風に気持ちを伝えるだけでも「お母さんは自分に興味を持ってくれている」ことが伝わります。
声もかけてあげられないくらい、自分に余裕が無いならば、それは子どもから目を背けていることかもしれません。
行事に出ないことは子どもの友人関係はもちろん、学校(幼稚園)の様子がわからないことになりかねません。
「そんな必要ある?」
と思うかもしれませんが、子どもがせっかく相談してくれても「○○ちゃんって誰?」となると、話が進みません。
その内「わからないからいいや」となってしまうのです。
人は自分に関心を向けてくれる人に好意を持ちます。
親子関係も同じです。
さらに、親が自分の話に関心を持って聞いてくれれば「自分はそれだけ価値のある人間なんだ」と思うことができます。
そうすることで「自分はお母さんの中で特別なんだ」ということが子どもに伝わります。
なかなか仕事も簡単には休めない方は「ココ一番の行事だけ」でも構いません。
でもその場合、日頃から親子の会話と時間を作る工夫を欠かさないようにしてください。
優先順位の付け方は?
仕事で大きなチャンスがある時は逃したくないですね。
おこがましいのですが、私がアドバイスできるとしたらこの一言です。
それは「仕事は一生、子育ては一時」です。
仕事は一生かけて取り戻せるけれど、子育てはほんの一時だけで終わってしまうなあという私の感想です。
私の場合、勤務先は幼稚園なので仕事の3年後はあまり変わっていません。
でも子どもの3年後の姿は全然違います。
もっと自分を求めているときに応えてあげれば良かった・・・と思っても取り戻せないのです。
人には「認められたい」という承認欲求があります。
そのためついつい仕事でも頑張りすぎてしまいます。
そんな私の失敗談ですが、仕事を優先することを美学とし、子どもたちのことは後回しで早20年・・・。
その結果、当時小学生だった娘に言われたことは
「大きくなったら専業主婦になって子どもの傍にいてあげたい」でした。
時間が巻き戻せるなら仕事は二の次で、もっと子どもたちとの日常を大切にすべきだったと反省しています。
子育てに一番大切なこと
常に子どもを優先したり、ベタベタすることがもちろんわけではありません。
子育てにも、むしろ距離が必要な時期はあるのです。
特に男の子は5歳までは時間をかけてあげても、小学生になるころには少し距離を置く「見守り期」が良いようです。
少し離れて見守ることが男の子の自立などに役立ちます。
「もう子どもがおおきくなってしまった・・・」そんな方も大丈夫です。
親子の時間は戻せないけれど修復は出来ます。
「気持ちだけでも最優先」することが出来なかった私は、現在精一杯子どもの要望に応えるようにしています。
自分を優先してくれることで自分の存在を肯定的に受け止められる。
自分は大切にされていると子ども自身が思えることが子育てで一番大切だと思います。
私の失敗が働く若いお母さんたちの参考になると幸いです。
読んでいただきありがとうございました。