効率大幅アップで働き時間を短縮しよう。能率を上げるために知っておきたい集団の心理。

もっと効率良く仕事を終わらせたい!

「この方法では効率悪いなあ」と思っても言えない、どうすれば良いのかわからないなんてこともありますね。
幼稚園や保育園は毎年同じようなことをすれば良い行事があります。
それとは逆に「今年のテーマは?」といったように変えないといけないものがありますね。
それを決めるために長い会議で時間ばかりが過ぎていく・・・。
かと言えば制作物の準備では同じものを人数分用意する単純作業。
果てしない数に時間がいくらあっても足りません。
集団の方が効率がいいこと、個人の方が効率がいいことはその集団の質と作業の内容によります。
最小限の時間と人数で効率よく行うためにはどうしたら良いのでしょうか。

集団で効率よく作業できる?

「社会的手抜き」という言葉があります。
集団だと却って手を抜く人が一定数出てしまうというものです。
そのため作業能率が下がり個人で行った内容を超えることはできないのです。
例えばお誕生日にクマのお顔のカードを作らなくてはいけないとします。
ひとりで作っていた時は1時間で10枚作れたのに集団で作ったら8枚しか作れなかった、ということです。
つまり「誰かがやるだろう」という「社会的手抜き」の心理が働いたと言えます。
これは蟻の社会と同じだそうです。
実際働いている蟻は8割で残り2割は働いているように見せかけてウロウロしているだけだと言われています。
そのさぼっている2割の蟻を排除すると働いていた8割の内2割相当の蟻が新たにウロウロしだすと言います。
これを避けるために役割分担が必要となります。
先程のクマのカードであれば「顔の型を切る担当」「目などのパーツを切る担当」など細かく割り振ることで責任がはっきりします。
そうすることで手抜きをするとバレてしまうので「社会的手抜き」が発生しづらくなります。

三人寄れば文殊の知恵。これって本当?

霊長類の脳が格段に進化したのは集団で暮らすことになったからと言われています。
メンバーを区別し特徴や関係を覚える必要から脳が発達したそうですが、他の集団で暮らす動物よりも人間が一番顕著だったそうです。
確かに「三人寄れば文殊の知恵」なんてことわざもありますね。
考える人数がいれば多数の意見が出て、より良い知恵が得られるということです。
ですがそれは実証されていないのです。
人数がいれば良い場合と却ってまとまらず優れた意見とならない場合があるのです。

正解が分かりやすい問題の場合に限って、複数人の方が能率的に正解を導き出せるそうです。
逆に正解が無いような斬新なアイデアはみんなで考えるよりも却って個人で持ち寄った方が良いものができるのです。
例えば会議で漠然としたテーマやクリエイティブなものだとなかなか意見は出ませんね。
柱となるような大まかな方針があればよいのですが、何の手掛かりもないとお手上げですね。
誰かが取っ掛かりになることを言ってくれるのを待つ・・・これではとても時間が掛かります。

誰か一人が意見を言ったとします。
「仲間がこう言っているから反対意見を言ったら気まずくなる・・・」
それが優れた意見かどうかは別として仲間の意見に反対をしない方が良いと考えてしまう「同調心理」が働くことも少なくありません。
そして俗に言う「みんな言ってる」というのは多数の意見に聞こえますが実はたった2人でいいのです。
つまり一人でも同調する人がいれば「みんなそう言っていた」になってしまうこともあるのです。
これでは本当に斬新で革新的なアイデアが出るわけがありません。

会議にはポストイットに自分の意見を書いて貼っていくスタイルがだいぶ定着しています。
誰でも意見が出しやすく、更に意見が可視化されるのでテーマが見えやすくなります。

集団作業と個人作業のデメリットをメリットに変えて効率良くこなして余った時間を余暇に使いたいですね。

読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

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