しっかり休めていますか?休んでいるようで実は休めていない。人生が豊かになる真の休養とは?

休養の種類は実はいろいろ

この頃一般企業では仮眠室がオフィス内にできたり、カフェスペースが充実しているところが増えていますね。
眠い時には15分ほどの仮眠をとる方がかえって仕事の能率が上がると言われているからです。
一言で「休養」と言っても実は段階があります。
そして「休養」の段階によって得られる効果が違うのです。

意味を知って上手に休養しましょう

仕事中にほんの少し息抜きをする行為は「休息」です。
軽いストレッチをしたり伸びをしてみるなどの行為です。

次の段階は休み時間を数分とる「休憩」です。
作業を休んでちょっとお茶を飲む、おやつを食べるなどがこれにあたります。

次の段階は「私的時間」といわれるアフターファイブです。
勤務時間外ですので仕事から離れることが前提です。
趣味を楽しんだり、家族と過ごす、睡眠時間などに費やされる時間です。

次の段階は休日などの「週休」です。
大抵の方は週末の二日間がこれにあたると思います。
ですが多くの方が休日にまで仕事を持ち込む、仕事が頭から離れないことが現状です。
仕方のない事ですが、これでは本来の休みの意味はなくなってしまいます。

最後は「休暇」です。これは数日と思いがちですが、本来は一週間単位の休みを言います。
この頃はGWやお正月などに有給休暇を合わせて大型連休にする人も聞きますね。

この五段階の「休養」をきちんと取れているでしょうか?

休養は自分のための時間です

「休息」と「休憩」はあくまで連続している作業の途中で能率を上げるために取るものです。
「私的時間」は睡眠時間で終わってしまう方も多いのかなと思います。
特に子育て中は息つく間もなく一日が終わっていく・・・なんて常ですね。
でもそんな方でも「週休」と「休暇」は自分のためにしっかりと取りましょう。
夫婦で協力し合えるなら心強いですね。
近いなら実家を頼ることもできますし、難しいなら時々は一時預かり保育を利用することも良いと思います。
日常から離れることで新たな活力となります。

積極的な休養と消極的な休養

「週休」も寝て終わってしまうなんてことありませんか。
実は寝ているばかりでは消極的な休養となりストレス対策とはなりますが、ただそれだけの行為です。
「週末に遠出をすると休めない」とつい思いがちですが家族や友人と余暇を楽しむことで本当のリフレッシュも期待できます。
これは積極的な休暇と言われます。
「自分の時間を楽しむ」「自分磨き」なんて世間では言われます。
豊かな人生を歩むためには「週休」や「休暇」をしっかりと取り、その時間を仕事以外の将来設計のために充てるのも良いと思います。

近年は保護者の就労率が上がり、幼稚園でも毎日預かり保育があります。
お正月休みがない園もあると聞いています。
「こども園に変わったので夏休みが無くなりました」なんて言ってる先生もいました。
ニーズがあるから預かるのですがサービス根性で子どもを預かっていてはこの先の保育業界が心配になります。
保育士が不足しているのに施設だけは建てている現状です。
これでは豊かな保育内容は期待できません。
相反する考えかもしれませんが保護者の方には子どもと過ごす「休養」の奨励も必要だと思います。

読んでいただきありがとうございました。

参考文献・・・野崎貞彦・健康づくりにおける休養のあり方について

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