敬遠されがち戦いごっこ。実は男の子に経験してほしい遊び。子どもが伸びる注意の仕方って。

戦いごっこ止めますか?

男の子の登竜門とも言える戦いごっこ。
とても楽しそうですがケンカに発展する原因として上位に入りますね。
特に低年齢の子たちはエスカレートして誰かが泣いて収束・・・の日々です。
戦いごっこは賛否両論です。
実際、戦いごっこ禁止の幼稚園もあるくらいです。
でも本当に禁止するだけで良いのでしょうか・・・?
遊びの中でも一番と言っても過言ではないほど人間関係調整力が必要な戦いごっこ。
禁止をしてしまうことで子どもにとって沢山学ぶチャンスを無くしてしまいます。

戦いごっこは何が育つ?

ごっこ遊びは経験したこと見たことのあるものを再現してそのものになりきる遊びです。
なりきるからこそその役としての考えも想像します。
例えばおままごとでお母さん役の子はお料理をしたりいつも忙しそう実際「ああ~忙しい!」なんてセリフも聞かれます。
同じく戦いごっこで憧れのヒーローになりきると喋り方がかっこよくなり弱いものを守って戦っています。
このように戦いごっこをはじめ、ごっこ遊びは想像力を必要とします。
お友だちとイメージを伝えあいながら遊具を基地に見立てたり話を展開させていくため創造力も鍛えられます。
そのための表現力と豊かな言葉も身に付きます。

注意の仕方もコツがある

遊びの中で子どもはいろんなことを学びます。
戦いごっこも学びの機会です。
でも怪我を避けるために注意だけはしておかないといけません。
この注意の仕方も「叩いちゃダメ」「危ない事しないで」など禁止の形になっていませんか?
これだと「○○君が叩いた!」と言いつけあいが目に浮かびます。
「ケンカになると遊びは長続きしないよね。自分がされたら嫌なことはしないように考えて遊ぶと楽しいよ」
とアドバイスするだけで良いのです。
こうすることで子どもは力を調整したり他者の気持ちを想像して行動するようになります。
社会性の基盤にもなりますね。
こんな風に学びが多いけどずっと続くわけではない戦いごっこ。
年長さん位になるとルールのある遊びの楽しさがわかり始めるので鬼ごっこなどに移行する様子も見られます。
男の子には今の内にたくさん経験してほしいですね。

読んでいただきありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。