褒めれば伸びるわけじゃない。間違った褒め方はやる気を無くす。効果的な褒め方とは・・・?自己有用感と自己有能感。

やる気を無くす褒め方

「褒めて育てる」とても理想的ですね。
でも何でもかんでも褒めればいいわけではありません。
子どもが描いた絵を見て「上手ね~」だけで済ませていませんか?
お手伝いをしてくれた子に「えらいね~」で終わらせていませんか?
子どもはとても敏感です。
本当の褒め言葉じゃないと子どもはすぐに気づいてしまいます。
それがきっかけでやる気を無くしてしまう場合もあるのです。
せっかく絵を褒めても嬉しそうじゃなかったり、お手伝いを嫌がるようになったり・・・。
そんな時は褒め方を見直してみませんか。

いつも同じではいけないのです

毎日「今日も素敵ですね」と褒めてくれる人がいたとします。
でも今日は寝坊をしてメイクも髪型も最悪なのにかかわらず同じように褒められたら嬉しくはないですね。
それは自分自身が「今日の自分は努力をしていないからダメ」ということがわかっているからです。
そんな心情なのに褒め言葉を言われると居たたまれなくなりますね。
更には今までの言葉も真実では無かったのでは・・・とさえ思ってしまうのです。
子どもが描いた絵を褒めるときにどれも同じ褒め方をしていませんか?
「今日は丁寧に色を塗った」「イメージ通りに描けた」「失敗しちゃった・・・」などその日によって違います。
それなのに「あら上手ね~」だけで済まされてしまったら子どもは褒められることの価値がわからなくなってしまいます。

効果的な褒め方とは・・・?

漠然と褒めるだけでは何故褒められたのかわかりません。
結果だけを褒めるのではなく過程を褒めてあげることが肝心です。
例えば「細かい所まで丁寧に塗れているね」のように「一番頑張ったところ」を褒めてあげましょう。
自分が頑張ったことを認めてもらえたことで自信を持ち「自己有能感」が得られます。
そして更に頑張ろうと思えるのです。

お手伝いをしてくれた時も褒められたいという動機づけだけでは次第に慣れてしまいます。
でも「助かるな。ありがとう」と言われると「人が喜んでくれた。自分は役に立っている」と思えます。
それによって「自己有用感」が生まれます。

自己有能感と自己有用感どちらも子どもにとって大切なものです。
普段の褒め方を工夫してみませんか。

読んでいただきありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。