会話力を育てよう。山びこ法で育つ会話。

上手な聞き方、できていますか

「子どもから幼稚園の話が出てきません」「聞いても忘れたって言われます」
保護者の方から時々聞きます。
実はこれは聞き方の問題だったりするのです。
「今日は何したの?」と聞かれても「いろんな事した」のですから答えようがありませんね。
もしくは「今日はお砂遊びしたよ」「え~靴の中とか砂だらけじゃない?ちゃんとはらってきた?」
なんて、子どもが言いたくなくなる言葉で返している場合もあります。
または一生懸命話しかけているのに忙しいお母さんが生返事・・・。
こんなことが続くと子どもながらに面倒くさくなって「忘れた」で済ますのです。

子どもの方から話したくなる聞き出し方あります

子どもはみんな幼稚園の話をお母さんに聞いてほしいのです。
「今日一日たくさん頑張ったよ!こんな楽しいことしたよ!褒めて!一緒に楽しんで!」
そんな子どもたちのわくわくした気持ちを受け止めて同じくらいわくわくして聞いてあげてほしいなと思います。
「楽しかったんだね。何が一番楽しかった?」「うん!あのね・・・」と大好きなお母さんが自分に関心を向けてくれることで
子どもの心は満たされ、自分が愛されているという自信が付きます。
自分から話さないから聞き出している派の人も「今日は何したの?」ではなく「今日はブランコで遊んだ?」とか「お外で誰と遊んだの?」など具体的に聞いてみてください。
その方子どもも思い出せるので、答えやすくなります。

会話を育てるのは習慣づけから

子どもとたくさん会話をする習慣は幼いうちから付けたいですね。
小さい頃から家族の会話が多くあった家庭の子どもは情緒が安定し、困難があっても乗り越えられると言われています。
会話を増やしたいと思っていたら「山びこ法」を試してみてください。
やり方は文字通り山びこのように返すだけです。
「今日はダンゴムシ捕まえたの」「ダンゴムシ捕まえたの?それで?」
「最後は逃がしてあげたの!」「逃がしてあげたの?偉かったね。どこに逃がしてあげたの?」
「花壇のところだよ」「花壇のところ?どうしてそこに逃がしたの?」
「それはね・・・」
「ダンゴムシを捕まえた」という、たった一言から聞き出し方次第で子どもの言葉が豊かになりますね。
もちろん先生にも応用できますね
「昨日動物園行ったの!」「いいね~!」だけではなく「誰と行ったの?」「どうやって行ったの?」なんて聞き出してあげてください
聞き上手な先生に子どもたちの会話力も向上すること間違いなしです。

読んでいただきありがとうございました。

 

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