子どもが3歳なら親も3年目。意外とわかっていない親事情。親の迷いって?

令和になっても母心は「岸壁の母」

「岸壁の母」は第二次大戦の頃、戦地に赴いた息子の帰りを待つ母の歌です。

「年少さんは子どものケアはもちろん親ケアも重要」第一子であればなおさら大変です。
初めての幼稚園。親元を離れて一人頑張る我が子を見守ることしかできない親の気持ち。
気持ちは「岸壁の母」
大袈裟ですが泣いて登園を渋れば心が張り裂けんばかりに切ないし、一度も泣かずにケロリとしていれば、それはそれで切ないし・・・。
面談などで幼稚園での様子を伝える際に「問題ありません」だけで済ませては「本当ですか?」と疑われ、すっきりしない顔。
伝え方も難しいですし、ともすれば「子の先生はうちの子のこと何もわかっていない!」なんて思われてしまします。

親なんてめんどくさい・・・と思わず付き合ってあげてくださいね。
幼稚園の先生は孤独なお母さんの子育て応援団だと思っています。

親は日々迷いながらの子育てです

集団生活が初めてなのは子どもだけではなくお母さんも同じ、子どもが3歳ならそこまでの知識と経験しかありません。
「親だからできて当たり前」と思われてしまいがちですが、親も毎日手探り状態だったりします。
「子どもが言うことを聞かない」なんて悩みに囚われて先の見えないトンネルに迷い込む。
自分を責めて誰にも言えず・・・自信を無くして落ち込んでしまうかもしれません。。
そんな時に担任の先生が「今はそんな時期なのでゆったり見守っていて大丈夫ですよ」と教えてくれたら、安心してくれるでしょう。
間違っても「今こんな調子じゃ大きくなったら大変ですよ」なんて言わないであげてくださいね。
自分のことを客観視することは誰でも難しいですよね。客観的に見ることができないだけなのです。
実はわかっていてもできない場合もあります。必要なのは叱咤より適したアドバイスですね。

そんな私も生まれたばかりの長男を家庭保育室に預けて働いていました。
帰宅も遅く、ろくに我が子と関われない私の状況は今思うと異常でした。
子育ては自分の母もサポートしてくれていたのでそれに甘んじ仕事に対しての責任の方が大切と思い込んでいました。
その時室長先生に「男の子は5歳まではお母さんがよく見ていてあげることが大事なのよ」と怒られました。
長男に対しての愛情も感じるアドバイスだったので心に刺さりました。
子育ては大変だけど尊い時間です。
人生の中でわずかな時間なのですから、今となってみればもっと我が子をよく見ていてあげれば良かったと後悔です。

独身の先生だって子どもがいなくたって、様々なタイプの子どもを相手にしている子どものプロ。
自信をもって迷えるお母さんにエールを送ってあげてください。

読んでいただきありがとうございました。

 

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