『断ること』は悪いことじゃない。できることできないことをはっきりさせよう。

その仕事は本当に自分の仕事ですか?

私は少し前まではどんな仕事も引き受けていました。
役職もついている分「他の人に仕事を振るよりも自分が一番働かないと」と思っていました。
そんな中、まずいことに辞めた職員の穴が埋まらず、その分の仕事が回ってきました。
自分の仕事は後回しで「その分残業して賄えばいい」と残業に持ち帰り仕事・・・無理な働き方です。
そんなゆとりのない中、とうとうミスをしました。
作成書類がギリギリになってしまい同僚に迷惑をかけてしまったのです。
急いでその仕事を仕上げ事なきを得たのですが、その時に同僚に言われた言葉にショックを受けました。
それは「できないなら引き受けなければいいのに」でした。
「みんなのために良かれと思って仕事を引き受けていたのにそんな言われ方・・・」
わかってもらえない悲しさと悔しさで心底がっかりしました。
仕事を続ける自信すら無くして辞めようかとも思ったくらいです。

でも冷静に考えると無理して仕事を引き受けてオーバーワークになり、結果的にミスするくらいなら断ればよかったのです。
そもそも辞めた職員の穴が埋まらないなら業務自体を変更する必要があります。
完全に経営側の仕事だと割り切ればよかったのです。
ひとりで背負って「大変さをわかってもらえている」なんて勝手な思い込みに過ぎません。

それからは引き受ける前に「それは私の仕事ではありません」とはっきりきっぱり断るようになりました。
忙しさでストレスを感じることもなくなりましたし「感謝してくれない」と人に思うこともなくなりました。
何よりも定時で帰れることも多くなって家族との会話も増えました。

仕事を断ったら人に迷惑が掛かる、悪く思われたくない、で抱え込みすぎていないですか?
「それは自分だけが引き受けなくてはならない仕事ですか」
よく考えて可能な範囲で引き受けましょう。
その方が結果的に仕事がうまく回っていくのです。
何よりも自分のために断る勇気を持ってくださいね。

読んでいただきありがとうございました。

 

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