幼稚園の先生の負担を考えてみよう!~少しの工夫で無駄な時間は削減して保育力は上がります~
その制作は本当に子どもの発達に必要ですか
「作るものの準備が大変・・・」
幼稚園の先生あるあるですよね。私も以前は制作の準備と称して折り紙を10枚重ねてホチキスで留めてパーツを切る、なんて作業にひたすら時間を割いていました。パーツを貼るだけなので誰が作っても一緒。何なら学年が一つ下の子でも同じに作れちゃう、制作キットを用意していました。
保育時間に制限のある親子教室をやらせていただいていたころは時短のためもあり一部制作キットを採用していました。
でも子どもの作品として作るものにきっちりみんなと同じものにしなくてはいけない意義はどこにあるのかな・・・と考えてみました。
そして必要ないかな!という結論に達しました。
保育のねらいは?
そもそも、その制作のねらいをどこに設定しているのか。
折り紙を折る、ハサミで切るなどは手先の訓練や経験として大いに子どもたちにやらせてあげたいですね。
遊びの中に用意しておけば得意な子から派生して、子どもたち同士教えあったり工夫したりする中で技能を身に付けていきます。
貼るところを間違えて「先生のお話、聞いてないから間違えるんだよ。」
なんて怒られる子どもは制作活動自体を嫌いになりかねませんよね・・・反省・・・
「みんなで壁に飾る〇〇作ろう!」でベースになるものだけ渡して、後は子どもの発想や工夫を促す。
きれいで整った制作も素敵だけれど
「ここは折り紙で飾りたい。」「こうやってくっつけたいけれど、どうしたらできるかな。」
と試行錯誤を重ねることが子どもの真の学びとなるのではないでしょうか。
今後は本物の思考力が必要とされる時代です。
私たち保育者も未来を支える子どもたちのために真の保育力が必要とされています。
先生の準備時間が大幅にカットされ、いいことづくめの保育を一緒に実践してみませんか!
読んでいただきありがとうございました。