タイトルに相応しい人になりたくて・・・。お飾りの役職ではなく肩書に見合った仕事内容しませんか。

先生という肩書の重さ

名実ともに「先生」になるために

ほとんどの保育者は学校を卒業してすぐに「先生」と呼ばれる職業に就いたことと思います。私もその一人です。
でもその頃は「先生」なんて子どもたちに呼んでもらっても、上司からは怒られ、保護者からはクレーム・・・。
いくら学校に通って資格を取っても人生経験が足りていないので「先生」という肩書だけが独り歩きしている状態。
今若かりし頃を思い返してみると、がむしゃらだったこと、自分なりに精一杯だったかもしれませんが「先生」と呼んでくれた人がいたことが申し訳ない・・・くらいの実力でした。お恥ずかしい。

でも「先生」を続けて、いろんな子どもたちと関わり、いろんな経験を重ね「先生」として深みが増してくる。
そして先輩保育者となることで「もっと実力を付けたい」という欲が出て、努力をする・・・
こうやって人はその立場に置かれると、そこに相応しい人になろうとします。
子どもたちも一番上の学年になり、年下の子のお世話を焼いたり、行事の牽引役になることで、進級当時は頼りなく思えてもいつの間にやら名実ともに「年長さん」になりますね。立場が人を育てる。
だけど残念なことにその肩書の重みも立場の意味も気が付かない人は育たないんですけどね。

かく言う私も二十年以上この職業をやらせていただき、それなりに肩書なんてものも加わり、保護者の方に偉そうにアドバイスなんてしていますが、これも十数年後に思い返してみると・・・お恥ずかしい・・・なんてなるのかもしれません。「先生」は日々自己研鑽、常に謙虚で学ぶ姿勢でなくてはならない!とは思いますが、実際は欲と俗にまみれ、日々自己嫌悪。

でも時々は立ち止まり、こうやって考えることだけでも決して無駄ではないと思っています。

「先生」と言われることに慣れてしまうのではなく「先生」に相応しい人になれるように。

読んでいただきありがとうございました。

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