最後に自分を守るのは自分だけ。勇気を出して早めの心のメンテナンスを。
ストレスは気が付かない内に・・・
日々保育の仕事をしていると、子どもたちの笑顔に癒され、その成長を感じ本当にやりがいのある仕事だな・・・と思います。
でもその忙しさは想像以上ですよね。常に頭はフル回転。カリキュラムがぎっしり決まっている園だと特に分単位のスケジュール調整!以前、年長組の担任をしたとき卒園式当日に「卒園させてあげられた」喜びよりも「無事にカリキュラムを消化した」安堵が先に浮かんでしまい担任として、それ以前に人として大切な何かを失ってしまったような気がしました。
年度末や行事の前はさらに拍車がかかり、家には数時間寝に帰るような状態・・・。それでも仕事を持ち帰ったり、休みの日ですら何かと保育の準備に追われている毎日・・・。
なぜ保育者はそんなに頑張れるのか。それはすべて大切な子どもたちのため。もちろん上司や保護者の評価も気になるところですが、自分の達成感にも繋がっているから頑張れるのかなと思います。でも努力が必ずしも報われるとは限りませんね。思ったような結果に繋がらないこともあります。上司や保護者、同僚たちにわかってもらえないことで人間関係が難しく思えることもあります。
忙しくて余裕の無い時、心が折れそうになりますね。その「心」は目に見えないけれど単純でやっかいです。仕事が楽しく感じているときは忙しくても充実感が上回ります。でも、寝る間も無いほど忙しすぎる。仕事に迷いがある。悩んでいる。「やらされている感」が強いなど、達成感か感じられなくなるとあっという間にマイナスに傾いてしまいます。でも真面目で根性のある人ほど、責任感からかそのストレスから逃げることができません。むしろストレスに気が付かない。ストレスを無理に抑え込もうとしていることもあります。
逃げ出すことが怖くて限界まで頑張ってしまう人もたくさんいます。その結果本人が気が付かないうちに心が壊れていくのです・・・。
少しでも疲れていると感じたら、無理にでも仕事から頭を切り離してください。全く関係ない趣味の時間を作るなど、仕事以外のコミュニティを持つことも大切だと思います。私も助けられました。
不眠(寝つきが悪いだけではなく、明け方目を覚ましてしまうなども含めます)の症状が続いたら、早めに周りに伝える、病院に行く。
自分を守れるのは自分だけですよ・・・。
そこまで自分を追い詰めるものからは逃げてもいいんです。
できれば周りの人たちも気が付いてあげてください・・・。
読んでいただきありがとうございました。