本当に勤めたい園を考える。園によって保育方針は様々。本当に納得できる職場で働きたい人必見です。

その園の保育に魅力はありますか?

「私の園では水遊びは禁止なんです。」

研修などでは実践報告なんてありますね。
他園の保育を垣間見ることができる貴重な時間です。参考になることもしばしばあります。
でも逆に最後に行われるグループディスカッション・・・これって意味、ありますか?
ファシリテーターがいい働きをしてくれるならともかく、ポンコツファシリテーター(失礼)に当たると実のある話し合いにならず、本当に無駄な時間だな~と思ってしまいます。
そこで大抵出てくるのはこの「私の園では禁止なんです。だから羨ましい。」
はい、そうですか。じゃ、転職してみたらいかがですか・・・。
それだと研修に参加する意味が半減してしまう気がします。

大切なのは子どもの学びの保証

もしその園で禁止されていることが真の子どもの発達や学びに必要ならば、上司を説得して変えてもいいと私は思います。
でもやみくもに他園さんがやっていることをどんどん取り入れていくのは保育方針のブレの原因に繋がります。
「こんな活動をしてみたい」と思ったら、まずそこにある学びとねらいを突き詰めてみてください。真似っこじゃなくても自園にある資源で代用できることや少しの工夫で実現できることも多いかと思います。そのうえで必要と思ったら根拠を添えて提案です。
それでもダメな場合もあります。でも子どものための正しいことが通らないなら、そんな園で働いていても充実感は味わえないかもしれません。

自分の理想の保育と保育者

今の園が初めての勤め先の若い先生やこれから先生を目指す学生さん。
その園のやり方に合わせることも必要ですが、自分の理想から離れると保育にやりがいを見出せなくなります。
「こんな保育をしてみたい」「こんな活動をしてみたい」いろんな理想があると思います。その保育の理想は仕事への情熱です。
やりたくないことをやらされていると仕事に情熱が持てなくなりますね。
若い方の離職率は保育業界でも深刻です。大体が理想と現実との差が大きいことが原因です。保育は大変だけど素晴らしい仕事です。
若い先生がずっと続けたいと思えるような環境を作るのは経営者や園長の役割です。
若い先生や学生さんは自分の保育の理想をしっかりと持ち、妥協せずに園を探してほしいと思います。

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